海の事故から命を守る
3つのポイント
海中に転落した際は、ライフジャケットを着用しているかが生死を分ける要素になることがあります。いざというとき脱げてしまったり、浮力が確保できなかったりすることがあるので、保守・点検がしっかりされているかを確認し、正しい着用方法を覚えておきましょう。
マリンレジャーを楽しむ際は、ライフジャケットを常時着用する
POINT 01
救助を要請するための通信手段を確保しておきましょう。耐水タイプまたは防水パックに入れた携帯電話を携行しましょう。また自分のいる場所を正確に知らせられるように、スマートフォンの位置情報はONにしてきます。
POINT 02
防水パック入り携帯電話など、連絡手段を確保しておく
このサイトについて
沖縄には多くの魅力的なビーチがあります。特に、監視員がいない自然ビーチは、ありのままの美しい景観がそのまま残されており、透明度が高く、人が少ないため最高の場所になるかもしれません。ただ、そんな魅力的なビーチで海遊びをしようとしている方。自然ビーチには監視員がいないため、なにかあったときに助けてくれる人がいません。また、離岸流といわれる危険な流れやハブクラゲなどの危険生物の出現など、目に見えづらいリスク・危険なポイントがたくさんあります。
本サイトでは、皆様が沖縄の海を安全に楽しんでいただけるように、海で遊ぶ前に確認することやマリンレジャーを楽しむ際の心得をまとめております。
皆様が沖縄の海を安全に
楽しむためのプラットフォーム
監視員のいないビーチは、離岸流や危険な生物と遭遇するリスクがあります。クラゲネットが設置されている監視員のいる海水浴場を利用しましょう。
心得02
遊泳を楽しみたい方は、監視員のいる海水浴場を利用しましょう!
沖縄には多くの魅力的なビーチがあります。特に、監視員がいない自然ビーチは、ありのままの美しい景観がそのまま残されており、透明度が高く、人が少ないため最高の場所になるかもしれません。ただ、そんな魅力的なビーチで海遊びをしようとしている方。自然ビーチには監視員がいないため、なにかあったときに助けてくれる人がいません。また、離岸流といわれる危険な流れやハブクラゲなどの危険生物の出現など、目に見えづらいリスク・危険なポイントがたくさんあります。
ここで、皆様に沖縄の海で安全に楽しんでいただくための心得を紹介します。
沖縄の海に初めて訪れる人、普段あまり海に入らない人は、監視員のいない自然ビーチは浜辺散策や撮影スポットとして楽しみましょう。
心得01
監視員のいない海には入らず、 眺めて楽しみましょう!
沖縄の海を安全に楽しむための心得
安全にマリンレジャーを楽しむためには、安全対策基準が十分に満たされているマル優事業者がおすすめです。どうしてもマリンレジャー事業者が見つからず、個人で監視員のいないビーチでマリンレジャーをする方は、必ずビーチの安全情報、当日の天候、必要な装備などを確認しましょう。
心得03
マリンレジャーを楽しむ際は、マリンレジャー事業者を利用しましょう。
天気予報はもちろん、雨雲の動きがリアルタイムでわかる雨雲レーダー、波予測や潮汐情報など、海遊びに役立つ情報がまとめて確認できます。
画像引用:Yahoo!天気図
https://weather.yahoo.co.jp/weather/
Yahoo!天気図
地域の風速と、風向、そして突風に関する情報など。詳細な情報が含まれています。温度、湿度、気圧、海水温や波の高さなどのデータも表示されます。
画像引用:Windy
https://www.windy.com/
Windy
おすすめのサイト
「海しる」は、さまざまな海洋情報を集約し、地図上で重ね合わせて表示できる、海上保安庁が提供する情報サービスです。掲載情報は地形・地質、海象、気象、安全、防災、水産、海域利用・保全といった幅広い分野から200種類以上に及びます。マリンレジャーに出かける前に、安全確認をしておくと安心です。
海しる(海洋状況表示システム)
沖に向かって発生する強い流れのことを「離岸流」といいます。特に沖縄はサンゴ礁に囲まれており、その切れ目で発生する「リーフカレント」で沖に流されることも多々あります。とても強い流れのため、一旦巻き込まれてしまうと、気がつかないうちに沖まで流されてしまいます。離岸流は幅が約10~30mほどの狭い海域の流れなので、沖に流された場合は、落ち着いて海岸と平行に泳いで離岸流から脱出しましょう。
① 離岸流
自然ビーチは遊泳区域が決まっていないので、泳いでいるときに水上オートバイなど、ほかのマリンアクティビティと接触する危険があります。
③ ほかのマリンアクティビティとの接触
マル優事業者
マル優事業者には、海水浴場、スノーケリング業、プレジャーボート提供業、潜水業(スクーバダイビング)及びマリーナ業の事業者が含まれます。正式には「安全対策優良海域レジャー提供者」という名称で、マル優の指定を受けるには、一定の資格を有する水難救助員やガイドダイバーなどを配置することや、定められた安全設備などの条件を整備する必要があります。なお事故発生時の警察への通報体制や緊急連絡用の通信手段の整備、現場で仕事に従事するガイドや水難救助員の方たちの知識や能力の向上といった項目は、どの業種でも「安全対策項目」に含まれています。そのほか、こんなことが安全対策項目には含まれます。
|マル優事業者が満たす安全基準とは
|マル優事業者に含まれる事業
海水浴場の区域を表示する看板や、安全に遊泳できる区域を標示する旗や浮標、立標の設置などハード面の整備。救命浮輪及び救命ロープ、救命ボートの配備、監視人、水難救助員の配置など。
海水浴場
資格要件を備えたスノーケリングガイドの配置、スノーケリング器材の点検、安全なスノーケリングができないおそれのある者に対するスノーケリングの禁止、危険が生じるおそれがある場所でのスノーケリングの禁止、スノーケリング者の名簿の備え付け及び保存など。
スノーケリング業
航行に危険があると認められる場合の措置や、航行に危険があると認められる者に対する措置、水難救助員の配置、救命浮輪やロープ、救命ボートの配置といった安全対策。また風波、潮流等の情報や安全航行に必要な航行予定海域の情報の提供など。
※プレジャーボートとは、スポ-ツまたはレクリエーションの用に供する船舶、サーフボード、セールボードその他これらに類するものとして公安委員会規則で定めるもののこと。
プレジャーボート提供業
資格要件を備えたガイドダイバーの配置、ダイビング器材の点検、潜水者の名簿の備え付けや保存、安全な潜水ができないおそれのある者に対する潜水の禁止、危険が生じるおそれのある場所での潜水の禁止など。
潜水業(スクーバダイビング)
|波
波の高さ(沿岸波浪)や潮汐(潮の干満、満潮や干潮の時間)などを確認します。
|天気・気温
天気、気温、降水確率などを確認します。台風が近づいている場合は、台風の位置情報などもチェック。
|風
風向きや風の強さ(風速)、突風が吹いてくる危険がないかなどを確認します。
01 遊びに行くビーチの最新情報や天候・海況を確認する
安全に海遊びをするには
海水浴場で泳ぐ場合は、事前に自治体のホームページ等で公開されている海開きされている海水浴場に関する最新情報を確認しておきましょう。天候や海況によっては、遊泳禁止になっている場合もあるので注意しましょう。
02 管理されていないビーチの危険性を知っておこう
管理されていない自然ビーチでは、例年多くの水難事故が起きています。自然ビーチでは離岸流に巻き込まれる事故が多く見られます。また自然ビーチに一人で来て遊泳したり、スノーケリングをしたりして事故に遭うと、ライフセーバーや監視員がいないので、救助できなかったり、発見が遅れたりしてしまいます。自然ビーチには、次のような危険があります。
03 管理されていないビーチで遊ぶなら、安全な事業者を利用する
沖縄の海では、スノーケリングやカヤック、サーフィンやSUPなどさまざまなマリンアクティビティが楽しめます。マリンアクティビティをするときは、安全対策をしっかり取っている信頼のおける事業者を利用するようにしましょう。
安全に海遊びをするには
安全に海遊びをするには
04 海で遊ぶときは、自分のいる位置を把握しておく
海で遊ぶときは、自分たちがどこにいるのかをしっかり把握しておきましょう。スマートフォンの位置情報などを活用して、万が一事故に遭ったときは正確に場所を連絡できるようにしておくと安心です。
海遊びを安全に楽しむためには、事前の情報収集が大切です。どんな遊びをしたいのかによって、どこの場所が適しているのかは違ってきます。またスノーケリングやSUP、カヤックやサーフィンなどのアクテビティを楽しみたいなら、器材のレンタルをするだけでなく、安全な遊び方を教えてくれる事業者を選ぶことも大切です。
海で遊ぶ前に確認すること
安全に海遊びをするには
マリンレジャーを
安全に楽しむための心得
沖縄の海ではさまざまなマリンレジャーを楽しむことができます。海水浴、スノーケリング、カヌー、サーフィン、SUP などを楽しむ際に心がけておきたいこと、どんな準備をしておくとよいかをここでは紹介します。
おぼれた人を見かけたときの対処法
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監視員やライフセーバーや、まわりの人などに助けを求めます。
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緊急連絡先に電話をかけて、救助を要請します。
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118番(海上保安庁)、110番(警察)、119番(消防)に連絡
どちらに連絡しても事故の情報を共有して、連携し合っているので、つながるところにかけるようにしましょう。
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状況を伝える
パニック状態に陥ってしまうことも多いと思いますが、なるべく落ち着いて、
❶どのような事故か ❷事故の場所 ❸事故者の人数 ❹通報者の名前と連絡先
を伝えるようにしましょう。
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場所を伝える
場所を正確に伝えるために、スマートフォンのGPS機能をONにしておきましょう。
おぼれた人を助けるために水の中に入るのは危険です。助けようとした人もおぼれてしまう事故は、よく起こっています。まずは自分の安全を確保して、道具を使うなどして助けましょう。一人で助けようとせず、まわりの人にも助けを求めましょう。
ライフジャケット等の浮力体を身に着けていない、おぼれている人を見つけたら、身の回りの浮く物を投げ入れて、浮力を確保しましょう。
|こんなものが役立つ
衣類・タオル・ペットボトル・お菓子の袋・サンダル・発砲スチロール等の近くにあるものを大きなポリ袋に入れて口を縛ったもの、大きめのペットボトル・サッカーボール・クーラーボックス等
※ ペットボトルは投げやすくするために、水や砂が少し入った状態にして、キャップを閉めるようにしましょう。
※ おぼれている人が手を伸ばして届く範囲をめがけて、浮力が確保できるものを投げ入れます。このとき、おぼれている人に当たらないように気をつけましょう。
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近くにAED がある場合は、おぼれた人が救助されたときのために、すぐに使える状態にしておきましょう。胸骨圧迫や人工呼吸の知識がある方は、応急手当を手伝うようにしましょう。
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日頃から地域の消防署が主催している、普通救命講習などを受講しておくと、いざというとき役立ちます。
まずは、助けを求めよう
01
STEP
自分の安全を第一に
02
STEP
身の回りの浮くもので浮力を確保しよう
03
STEP
STEP
STEP
STEP
自分の身に危険が迫ったときの対処法
|こんなトラブルや不安を感じた際には、すぐに「助けてサイン」を出しましょう。
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リーフカレントに流された
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防波堤等から落水し陸上に戻れない
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足がつった
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寒さを感じたときや震えがとまらない
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クラゲなどの生物に刺された
「助けてサイン」
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浮いていられる、足がつく状態であれば、片手を大きく振ります。
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ライフジャケットを身に着けている場合は、付属している笛を吹きましょう。
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ライフジャケットなどを身に着けていない場合で、浮いているのが精いっぱいの場合には、手を大きく振ると沈んでしまう可能性があります。楽な姿勢で浮いて、救助を待ちましょう。
|浮き方の例
大きく息を吸い、空気を肺にためる。
顎を上げて上を見ると呼吸しやすい
手は水面より下
POINT 02
POINT 03
手足は大の字に広げる
POINT 04
靴は履いたまま。
軽い靴は浮き具代わりになる
POINT 01
※ 救助が必要なときは、単独行動はせずに、バディや仲間と近くにいるようにしましょう。
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マリンアクティビティを楽しむために海に入るときは、必ずライフジャケットを着用しましょう。
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ライフジャケットはサイズが合ったものをベルトでしっかり締めて、水中で脱げてしまわないように正しく着用しましょう。
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ライフジャケットを着用していないときは、泳がずに、とにかく浮いているようにしましょう。浮くことにより呼吸ができ、落ち着いて周囲の状況が確認しやすくなり、次の行動に繋がります。
「助けてサイン」で周囲に知らせよう
01
STEP
「セルフレスキュー」で生き延びよう
02
STEP
02
STEP
STEP
もしもの時
海で遊ぶときは、安全第一で行動することが大切です。天候が急変したり、波が高くなったり、うねりが出てきたときは、すぐに中断して安全な場所に移動しましょう。また海でおぼれている人や遭難している人を見かけたら、すぐに連絡を。ここで紹介する「海の事故から命を守る3つのポイント」を知っておきましょう。
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